1. トップページ
  2. お客様の声
  3. お寺さんにインタビュー[2] 妙心寺塔頭 長慶院
  • 2019年11月29日  
  • お寺さんにインタビュー[2] 妙心寺塔頭 長慶院
  • 妙心寺長慶院 小坂 興道 ご住職

    Q1:ご紹介して下さった理由は何でございましょうか?

    ・技術的な話では、昔は強い殺虫剤で人体にもどうも・・・というイメージ。トラストさんに白蟻・ネズミの対策をしてもらって、「生態をよう知ったはるなあ」と思った。とにかく撒いてとか、とにかく捕獲してとかではなくて。信頼できる部分が大きいなと思った。

    ・大工さんでも提案までできる人とそうでない人がいて。私らの素人考えで言ったことを、意図をくみとって「こうするとよいですよ」とか、「こうするともっと効率的ですよ」とか。

    ・営業だけで来る人は技術の話をせずに「安くすみますから」とかばかり。

    ・人間的な部分を信頼できないと紹介は出来ない。こんだけの(妙心寺塔頭数等)の世界だし。最近実話で、詐欺まがいのもの、契約になったことにされて食い込まれて困ったことがある。だから大きかった。

    Q2:お寺さんの白蟻防除と再発についてどうお感じですか?

    ・工事の度に白蟻を見つけるものだった。

    ・10年、20年と間がとぶ事もあるが、ちょこちょこやられていってたのがわかる。散布を定期でやっていなかったので「そういうもんだ」と思っていた。普段見えない所だと「やられてるだろうなあ」とあきらめてた。

    ・「白蟻をいなくして」と言っても、まるで、「この敷地内を野良猫が歩かないようにしてほしい」という依頼の様な感じで、全部電気のを張り巡らせるのかとか、おかしないろんなことをする様な話だと思っていた。

    ・30~50年位のスパンで大きい工事があるもので、50年や100年の記念事業に際しても大工事をやる。「その時に白蟻被害が無かったらいいなあ」位の感じで思っていた。

    ・うちでは平成7年に工事して柱の継ぎ足しとかをして、今回の工事で、新たな箇所にも継ぎ足しをした。工事費は1,700万の見積額から2,700万に跳ね上がった。上部も下部も合わせて1,000万上がったから、まあ下で500万として、400~500万が白蟻が原因かも?300万と見ても大きな額。私が紹介した○○院だと、造りの関係で、(同レベルの白蟻被害に対して工事費は)もっと跳ね上がるのではないかと思う。

    ・火災保険より修繕を優先してやってきたが、仮に全部建て直すと6億円かかる。近年保険料が下がって来てくれて少し助かっている。かけすてだけどね。白蟻による工事費の跳ね上がりがなければそいういった、「本当はこういう所にも手をかけたい」という所に踏み込める。

    <ここでインタビュアーの山下から「見積通りいかなくて大工さんも工務店さんもお困りになる事があるそうです。時にはかなり。売上単価は大きいけどその分逆に、博打性があるのがお寺さんの工事と思ってる人もいる様です。」という事をお伝えしました。>

    ・大工さんも「5寸角材とかは入手が容易では無いから、端材でも捨てられなくて補修材に使う」と言っていた。

    <山下「工事の利益率もきちんと確保でき、弊社も利益が適正に上がり、保険会社も適正に利益が上がるのでお金がまた次へ回り、社会にとっても善いと考えています。」とお伝えしました。>

    ・そうですね。そうして社会が回っていけば。私もある程度いい状態でお寺を次へ渡したい。代替わりでの工事でお金が跳ね上がって、代替わり時点からつまずいてたんじゃかわいそう。田舎の檀家さんとの繋がりの様に、その時になって、ご近所に住んでる農協やら何やらで既にみんなで協力してお寺の修繕やらをする風潮の所ならいいけど、都市部のお寺はそうもいかなくて、代替わり時につまずくかも。まあ過疎化で今は一長一短だけれども。都市部のお寺は開放して何かできる効果かはあるし。田舎では駐車場を作っても誰も利用せんし。

    <山下「最近、一般家屋のお客様で、お風呂のリフォームをしようと思って床をはがした方がおられまして、「シロアリ被害がなくで大工さんが驚いたのよ」とおっしゃってました。」とお伝えしました。>

    ・それは話がわかりやすくていいですね。他のお寺さんにもお話ししたらいいと思います。

  • このページのトップへ